【沖縄県産品】春夏秋冬、季節ごとに旬が来る!沖縄県産マグロ
概要
主な漁港:泊漁港、糸満漁港、泡瀬漁港
旬:「本マグロ」4~7月頃、「メバチマグロ」8~3月頃、「キハダマグロ」4~8月頃、「ビンチョウマグロ」11~4月頃
保存方法:キッチンペーパーで余分な水分を取り、表面は水分が飛ばないようにラップで包んで保存すると長持ちする。冷凍のマグロは、ビニール袋に入れた状態で冷凍室に保存すると1~2週間程鮮度を保てる。
沖縄近海で捕れるマグロの種類と特徴
沖縄は生鮮マグロの産地ということは皆さんご存知でしたか?沖縄の美しい海にはたくさんのマグロが集まり、季節によって「旬のマグロ」が食べられる全国的にも珍しい地域!
沖縄で漁獲されるマグロは、高級な本マグロ(クロマグロ)をはじめキハダマグロ、メバチマグロ、ビンチョウマグロと日本で漁獲される主要なマグロ4種類のすべてが水揚げされます。
「本マグロ」はマグロの中でも最高級品で体長約3メートルにもなります。脂のりがよく、ツヤのある赤身と大トロの深みのある味わい。「メバチマグロ」は体長約2メートル。ほとんどが赤身で、お寿司にもよく使われます。「キハダマグロ」は体長約2メートルで、黄金色のヒレが特徴的。薄紅色の赤身はあっさりクセがなく、やわらかい食感。「ビンチョウマグロ」は小型で体長は1メートル程。身は桜色で淡白だが、弾力のある食感で缶詰などによく使われます。
伝統ある漁法で水揚げ
マグロ漁師たちは午前2時頃に出勤、準備を始め約2週間の漁に出ます。沖縄のマグロ漁法は、主に延縄(はえなわ)漁業とパヤオ(浮き魚礁)という漁法。
漁獲したマグロは、塩を入れた氷水に保管されます。熟成させることによってグルタミン酸が増え、旨み成分が増し美味しくなるのだとか。
「泊いゆまち」市場には、1日に20~30トンの水揚げされたマグロが届き、新鮮なうちに朝早くから販売されます。早朝5時の威勢のいい声とともに競りが始まるのは市場特有の光景です。
「沖縄美ら海まぐろ」のブランド化
泊漁港のマグロ漁獲量は漁港別水揚げランキングで全国3位とトップクラス。県内の漁獲量の50%以上を占めているマグロの半分以上が那覇市で水揚げされているそうです。
市場では沖縄をマグロの産地として認知度を向上させようと「沖縄美ら海まぐろ」ブランド化を実施。同市場のブランド基準では、「沖縄美ら海まぐろ」とは沖縄近海や南方の海域を漁場とし漁獲された天然の冷凍しない生鮮マグロを指しています。
旬の生鮮マグロがお手頃な価格で購入できるのは、漁獲量トップクラスの沖縄ならでは。春夏秋冬、年間通して味わえるマグロは「水産資源の宝」とも言えるでしょう。