【沖縄県産品】アップルバナナや銀バナナなど品種が豊富な県産バナナ
概要
産地:沖縄全島全域
旬:年間通して収穫できるが、5月~9月が最盛期。
保存方法:未熟状態で収穫するので、黒いシュガースポットが出てくるまで室内に吊り下げて、常温で保存。
目次
1.朝ごはんやおやつに!身近な存在の「バナナ」
沖縄でよく目にする小ぶりのバナナは、島バナナと呼ばれ、一般的な輸入バナナよりも半分ほどの大きさ。きっと庭先などに植えられている家庭も多いのではないでしょうか。沖縄のバナナというイメージが強いですが、明治21年、小笠原諸島に自生していた小笠原種のバナナを導入したのが、島バナナのはじまりと言われています。
年中食べられるバナナですが、実は5~9月の今が甘さが増して美味しい時期。バナナは果物の中でも食物繊維が豊富なので、便秘解消を目指す方におすすめです。ビタミンAとカリウムを多く含み、種もなく、皮をむくだけで、手を汚さずに食べられるので、朝ごはん・おやつに、即効性のあるエネルギー源としてスポーツ選手にも重宝されています。
そのまま食べるのも良いですが、パウンドケーキやスコーン、ヨーグルトやアイスクリームのトッピングに、完熟したバナナを冷凍保存してスムージーにするなどアレンジしやすく、子ども達にも人気の果物です。またスライスしたものを油で揚げて、フリッターやチップスにも使われます。
2.バナナは「木」ではない!?
バナナは大きく育つと背丈が4~7メートルにもなります。木のように見えるこの幹は、実は「巨大な草」で、実際には、ネギや玉ねぎのような構造で葉っぱが幾重にも重なり合っているものなんです。
ちゅらマルシェでは、南城市にある「うちなー自然栽培ファーマーズ」さんのバナナ農園にお邪魔し、収穫のお手伝いをしました。その活動の詳細は「ゆいまーる活動」取材記事に掲載していますので、こちらもぜひご覧ください。
⇒ゆいまーる活動記事はこちら
3.濃厚な味わいが人気「ナムワ系バナナ」とは
沖縄のバナナと言えば島バナナがよく知られていますが、最近では、それ以外に、珍しい品種のバナナも注目されています。普段スーパーで売っているバナナ(キャベンディッシュ種)よりも濃厚な味わいの「ナムワ系」と呼ばれる市場ではあまり出回っていない、稀少なバナナ。今沖縄県内で栽培している農家さんが広まっている印象を受けます。
▼アップルバナナ
ハワイ原産の「アップルバナナ」は、名前の通り皮を剥くとふわっとりんごの香りが広がります。皮が薄く、もちもちとした食感が特徴で、島バナナとは一味違い濃厚な風味で食べたらやみつきになる美味しさ。栽培が難しく日本での生産が少ないため希少価値が高いと言われています。
▼アイスクリームバナナ
その名の通りアイスクリームのような味がする「アイスクリームバナナ」。アイスクリームバナナは、果肉がとても柔らかく、食べると口の中で溶けるほどソフトな口当たりです。
▼銀バナナ
未熟で青い時に銀白色に輝いて見えるので「銀バナナ」と呼ばれています。濃厚な甘みと程よい酸味も感じられ、ナムワ系バナナでは一番果肉がやわらかく、もっちりとした食感が特徴です。
美容・健康効果についての一言♪
<参考文献>「沖縄食材図鑑」楽園計画