土壌解析が美味しさの鍵!ロジカル農業と自然の力を味方に
ぴりなファーム(国頭郡宜野座村)林真弘さんのストーリーを紹介します♪
東京で生まれ育った林さんは、もともとイベント関係の仕事をしていましたが、沖縄出身である奥様との結婚を機に沖縄移住を考えました。その時思い浮かんだのは、「農業」。子供の頃、学校で農業に触れたことがきっかけでもともと興味があったそうです。
東京で3年程農園ボランティアをした後に、農業研修所の仕組みがあり、豊かな緑と水に恵まれた宜野座村で、マンゴーやトマトを栽培しています 。
林さん曰く、沖縄に来て農業を通じてたくさんの人と出会い繋がっていったそう。「ぴりなファーム」の「ぴりな」とはハワイの言葉で「人との繋がり」という意味。作物を通して出合ったぴりなを覚えていてほしいという思いが込められています。
自然のサイクルを理解し植物に寄り添う
林さんの農業は、自然のサイクルを理解し、科学的・論理的に栽培を行う「BLOF理論」を取り入れています。作物自体が持つ可能性を最大限に引き出すため、感覚ではなく数値を見ながら栽培するという、とてもロジカルな農業。
難しい言葉のように聞こえますが、「植物に寄り添って、植物が元気になる手助けをしているだけです。」と語る林さんから、本質と向き合うことの大切さを改めて感じました。
徹底した成分・土壌分析でなんと栄養価は二倍
「どの植物もそうですが、栄養の元である土がとっても大事。土の栄養分析をして、足りないところを補うと元気で美味しい作物が育ちます。」
研究家の林さんは、オーガニックエコフェスタ栄養価コンテストにおいて2018年から4連続で最優秀賞を獲得!林さんのトマトの抗酸化力はなんと、平均の倍以上です。女性にとっても大事な成分を美味しく身体に取り入れられるなんて、まさに一石二鳥♪
化学肥料もなるべく使わず、害虫を退治する有益な昆虫などを活用して、健やかに育てることを心がけています。
写真:「ぴりなファーム林さんのトマトとイタリア産水牛モッツァレラのカプレーゼ」
那覇市で「CROSS47」というレストランを営む石川シェフは、いい食材を探し回っている中で知人の紹介から林さんに辿り着いたといいます。
「林さんのトマトは果肉がしっかりとしていて、料理に使っても水っぽくなることがありません。甘さももちろん、何よりトマト本来の味が強いと思います。お気に入りの食材のひとつです。」石川シェフは、収穫時期に合わせて必ず使っているそう。自然の恵みと計算された栄養をたっぷりと摂った作物だからこそ、多くの人を直感的に「美味しい」と思わせるのでしょう。
いろいろな種類のトマトを楽しもう
そしてトマトといえば日々の食卓のお供!品種が違えば、形も色も異なるのがトマトの面白いところです。
中玉トマトのフルティカは、皮に弾力があり食べ応えのある食感で、その名の通りとてもフルーティーな味。
ぶどうのような色あいの「トスカーナバイオレット」や細長い形の「サンマルツァーノリゼルバ」などスーパーではあまり見かけないトマトも。
そのまま食べても美味しいけど、リコピンは油と一緒に加熱するほうが体内に吸収されやすいので、卵とトマトをごま油で炒めて、ほんのちょっと味付けして食べるのが林さんのおすすめ。品種に合った食べ方を知ることで、トマトの新たな美味しさを発見できますよ。
マンゴーの栽培方法
ぴりなファームで育てるマンゴーは、年2回の土壌分析に基づき、施肥を細かく分けるなど施肥設計を行い、ミネラルをしっかり吸える事を重視し、化学肥料を使わずに栽培しています。
また、マンゴーの木や果実が心地よく健やかに育っていけるように、マンゴーの害虫の天敵の導入を行ったり、ハウスの開け閉めや敷草をしくなどの温度管理で環境を整えています。
農薬の使用を極力減らして、植物にも人にも優しい農業を心掛けているのが、まさにぴりなファームの「美味しい」の秘訣なのです。
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