夢は世界進出!おじぃの思いを継ぐ、若手経営者の挑戦
徳森養鶏場(うるま市)のノーマン 裕太 ウエインさんのストーリーを紹介します♪
1967年、うるま市与那城で創業した徳森養鶏場創業者のおじぃ(祖父)から2017年に代表を受け継いだのは孫のノーマン 裕太さんでした。「正直継ぐなんて思っていませんでしたが、きっと運命ですね。」養鶏所で働き始めたのは、引っ越しと転職が重なった偶然の転機。
真面目な働き方と、アイディア豊富なノーマンさんは、入社1年目で鶏、卵、経営のことをすべて任されたそうです。
おじぃの想いを繋ぎたいという使命感と責任感の強い性格で、ヒナがより快適に過ごせる環境づくりやデータ管理、自動化などの徹底した現場づくりに励みました。
その結果、2万羽の鶏を3万羽に増やすことに成功!目を引くパッケージやロゴなど若く新しい視点で老舗養鶏場をアップデートし続け、いまや沖縄の養鶏業界を引っ張る頼もしい存在です。
トクモリらしさとは?「くがにたまご」の誕生
徳森養鶏場といえば、なんといってもオリジナルブランドの「くがにたまご」です。
ノーマンさんは継いだ当初、「トクモリらしさ」をとことん追求。幼い頃から慣れ親しんだうるま市ならではの卵をつくるべく、餌にいろいろなうるま市の特産品を混ぜ、試行錯誤を繰り返しました。
その結果、一番相性が良かったのが、伊計島の黄金いも。さらに与勝半島の地下水は黄金水と呼ばれ、どちらも偶然に「黄金」。2年かけて現在の「くがにたまご」が誕生しました。
くがにたまごは、栄養価が高く、キラキラした鮮やかな発色が特徴的です。卵本来のコクと甘味を味わいたいなら、やっぱりシンプルなたまごかけご飯が最高!
卵ソムリエの資格を持つノーマンさんおすすめの食べ方は、塩とごま油をちょこっとかけること。醤油をかけるよりも卵本来の風味が感じられます。卵特有のくさみも全く無いので、こどもも抵抗なく食べられるのも嬉しいポイントです。
根っこにあるのは「卵を通して地域を盛り上げたい」ということ。
「卵の可能性を広げる作業がとっても楽しいんです。」自社のアパレルブランドや老舗琉球銘菓店とのコラボなど、加工品にも精力的に取り組むノーマンさん。
2020年12月には直売所カフェ「Gold Coast TAMAGOYA(ゴールドコースト たまごや)」をオープンしました。名前は、この地域をもっと知ってほしいという強い思いを込めてお店の前に広がる「黄金の海岸」からとったもの。
「地元の若い世代がうるま市を誇りに思えるような、そういうまちにしたいんです。」卵を通し、地域を盛り上げたい。「夢は世界進出」と語るノーマンさんの今後の活躍に目が離せません。
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