【沖縄県産品】通常の3倍!肉厚ジューシーで甘い具志頭(ぐしちゃん)ピーマン
概要
産地:八重瀬町
旬:11月~6月
保存方法:ピーマンの保存に適している温度は7~10℃。1個ずつキッチンペーパーで包んでから、まとめて新聞紙に包み、冷蔵庫の野菜室で保存するのが長持ちさせるポイント。新鮮なうちに使い切るのがおすすめですが、カットしてから冷凍保存しておくと時間がないときでもさっと使えて便利。
ピーマン栽培が盛んな八重瀬町
旧東風平町と、旧具志頭村が2006年に合併して誕生した八重瀬町。八重瀬町は全国でも上位のピーマンの出荷量を誇り、拠点産地として認定されています。
ぐしちゃんピーマンは「ちぐさ」と呼ばれる品種で具志頭地区で生産されるピーマンの約9割を占めています。
この「ちぐさ」を地名の具志頭、沖縄の方言「ぐしちゃん」にちなみ「ぐしちゃんピーマン」として出荷しています。
大ぶりで肉厚のぐしちゃんピーマン
その特徴はなんと言っても、大きさ!スーパーで最も多く出回っている中型ピーマンが1個当たり約30~40グラムなのに対し、ぐしちゃんピーマンは約70~150グラムと“2~3倍”重量があります。ぐしちゃんピーマンと中型ピーマンをふたつ並べるとその大きさは歴然!
果肉は肉厚でみずみずしく、かじるとしぶきが飛ぶこともあるほど。
苦みが少ないから子どもでも丸かじりできる!
ピーマンと言えば、嫌いな野菜の代表として避けられることが多いですが「ぐしちゃんピーマン」は、子どもでも好んで食べられるほど人気で、他のピーマンとは別物。
またピーマン特有の苦みが少なく甘みがあり、火を通さず生で食べてもおいしいピーマンとして需要があります。
実咲農園の諸見謝さんが育てる「ぐしちゃんピーマン」は、花と食のフェスティバル 品評会で「金賞」を受賞したこともある一級品。見た目にも鮮やか。
美味しさの秘訣は、ブレンドした土壌
子どもでも食べられる美味しいピーマンの秘密は、土壌にありました。諸見謝さんの所有するハウスでは、「島尻マージ」と「ジャーガル」という土をブレンドし栽培しているそう。
具志頭地域の土地は、島尻マージと言われ、赤褐色で琉球石灰岩が混ざる粘土質の土壌で、ホロホロで根っこが伸びやすい。反対に「ジャーガル」という土は、硬く根が張らない。二つを掛け合わせ、あえて根が伸びにくい環境にして育てることで、逆境に耐えたピーマンが見返りで、たくさん光合成をし、甘くなる!というわけです。
また、土壌作りに加え、出来る限り農薬を使わず、低農薬で栽培しているので、害虫の駆除にも注意を払います。手作業で害虫駆除を行ったり、ピーマンを好む虫の点滴となる虫を撒くことでピーマンが被害に遭うのを防ぐそうです。「ピーマンを守ってくれる虫はかわいく見えます」と諸見謝さん。
そんな想いがこもったピーマンの収穫は一つひとつが手作業。美味しいピーマンを作るため、たっぷりの愛情を注いでいるんですね。農園で飼われている愛犬のベルちゃん。ピーマンが好物で、取材中も大好きなピーマンを加えてご機嫌な様子でした。
生産者さんの美味しい食べ方をご紹介している、ちゅらマルシェのクッキング動画「ちゅらマルキッチン」では、「通常の3倍!主役級ピーマンの優勝おつまみレシピ」を紹介しています。レシピが気になる方はチェックしてみてくださいね。
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<参考サイト>出張DASH村