うみそら牧場(石垣島)
うみそら牧場は石垣市宮良にあり、太平洋の大海原を望むことができる海と空の青が映える広大な牧場でやぎを飼育し、加工販売まで行っています。 やぎ肉は沖縄では祝い事や行事に食されることが多く、県民には慣れ親しんできたソールフードであり、知る人ぞ知る高たんぱく低カロリーな健康食です。沖縄の伝統食材やぎ肉を、沖縄の新産業として発展させるために、世界のやぎ肉レシピを取り入れ、県民のみならず日本国民の口にも合う「新しいやぎの食べ方を提案し、食文化をさらに向上させて攻勢に伝える取り組みをしています。
沖縄県民のやぎのイメージを変えたい
やぎ肉は高たんぱくで低カロリーな食材で、沖縄では滋養強壮の食材として古くから珍重されてきました。 沖縄ではやぎ汁ややぎ刺しが一般的で、古くから食されている伝統食材ですが、強いにおいがイメージとしてついていて、若い人や女性には敬遠されています。 ですが実際のところは、やぎ肉自体にはあまり強いにおいはありません。むしろ調理法によってはとてもいい香りのする食材です。当社ではやぎを牛、豚、鶏に次ぐ新しい食材として開発し、やぎ肉の商品販売触診を通して八重山地区および沖縄のやぎ産業に貢献できればと考えています。
地域貢献と新しい産業と食文化の確立に向けて
うみそら牧場では八重山の各島からやぎを買取り、商品化に取り組んでいます。 島によってはやぎが野生化し島の人々の暮らしに影響を及ぼし害獣化しているところもあります。 そのため、島の人たちの要望を受けて捕獲されたやぎや肥育やぎの買い付けを行い、牧場で肥育管理をしながら商品として出荷しています。 やぎ料理は未だ料理法が確立していない未開拓の食材です。定番のやぎ汁ややぎ刺しに加え、やぎカレーなど、新しいやぎ料理の開発・商品化を進めながらやぎ料理の普及に努めています。